外国為替証拠金取引のボラティリティ(値幅)減少傾向による影響

外国為替証拠金取引のボラティリティ(値幅)減少傾向による影響

2014年7月の段階でFX(外国為替証拠金取引)の一日の平均値幅(ボラティリティ)減少の傾向が、新興国を除く全ての通貨ペアについて、もう一年間続いている。これはMT4という取引インジケーターソフトを使って数値として把握できる。2013年の7月ごろから、一日に動く平均値幅が約50%にまで減少している。
ドル/円についてはアベノミクスの影響で増大したボラティリティが落ち着きを取り戻し、元に戻ったと言える。
取引手法としては簡単に、ポジションの保有時間で分けて、短期(ディトレード)、中期(スィングトレード)、長期(数週間から数ヵ月のトレード)の順番で、このボラティリティ低下の影響が、運用成績の低下となって表れる。超短期(スキャルピング)、超長期(数ヵ月以上数年のポジション保有)はこの影響が少ない。
多くの為替トレーダーがボラティリティ低下の継続を憂慮している。欧米の金融業界の夏季休暇が終わる9月になっても状況が変わらない場合、短期トレーダーは取引手法の変更か、投資対象市場の変更を迫られる。どちらも非常に大きなリスクを伴う。すでに株式市場や商品(コモデティ)市場に投資対象市場を変更している投資家も多い。
私自身は株式市場では成功せず、為替市場では一定の運用成績を残せた。ディトレードを中心とした短期トレードだ。残るのは商品(コモデティ)市場やオプション取引だが、私の為替市場での取引手法が、週末を除き24時間動き続けるという為替相場の特性に依存している為、投資対象市場の変更には非常に慎重になっている。
各市場動向が生き物のように変化を続けるところが、投資全般について最も難しい点の一つであると言える。